キッチンの換気扇は、半年掃除をサボると 油+ホコリ+酸化 が層になり、家庭の汚れの中でもトップクラスの手強さに。とはいえ正しい順番と道具を選べば、ゴシゴシ擦らずに1〜2時間で見違えるほどキレイになります。
目次
まず汚れの種類を見極める
換気扇の汚れは大きく3段階。手当てが違うので最初に確認しましょう。
| レベル | 状態 | 対処 |
|---|---|---|
| 軽 | 油でベタつく | 中性洗剤でOK |
| 中 | 油が黄ばんで固まり始めた | アルカリ洗剤(重曹・セスキ) |
| 重 | 茶色〜黒く硬化、剥がれる | アルカリ洗剤 + 漬け置き |
用意するもの
- ゴム手袋(必須)
- 大きめのゴミ袋or浴槽
- 重曹orセスキ炭酸ソーダor専用油汚れ洗剤
- 古歯ブラシ・ヘラ
- お湯(45-50℃)
手順(中〜重レベル)
ブレーカーを落とす
感電とショート防止のため、レンジフードの電源を切ってから取り外し作業に入ります。
部品を分解する
- フィルター
- シロッコファンorプロペラ
- カバー
機種により分解可否が違うので、取扱説明書か型番でメーカーの分解手順を確認するのが安全。
漬け置きする
ゴミ袋を二重にして浴槽や大きなバケツに広げ、お湯(45-50℃)+ アルカリ洗剤を入れて部品を浸します。
洗剤の濃度目安: – 重曹: お湯1Lに大さじ4 – セスキ炭酸ソーダ: お湯1Lに大さじ1 – 専用油汚れ洗剤: 製品の指示通り
放置時間は 30分〜 1時間。
ブラシでこする
漬け置き後、汚れがふやけているので古歯ブラシやヘラで落とします。固まりはヘラで剥がしてから、細部はブラシで。
すすぐ・乾かす
お湯でよく洗い流し、完全に乾かしてから組み立てて元に戻します。
アルカリ洗剤の使い分け
| 洗剤 | 強さ | 向く汚れ | 注意 |
|---|---|---|---|
| 重曹 | 弱(pH 8.2) | 軽〜中度 | アルミ製品に使うと黒変するので注意 |
| セスキ炭酸ソーダ | 中(pH 9.8) | 中〜重度 | 水に溶けやすい、コスパ◎ |
| 油汚れ専用洗剤 | 強(pH 12以上) | 重度 | ゴム手袋・換気必須、肌に付くと荒れる |
絶対に混ぜない組み合わせ
「混ぜるな危険」表示の塩素系漂白剤と酸性洗剤を一緒に使うと 有毒な塩素ガス が発生。換気扇掃除では基本アルカリ系のみで完結するので、酸性洗剤を持ち込まないこと。
ふだんからの予防
- 月1でフィルターをセスキスプレーで拭く(油が固まる前に取る)
- フィルター用の不織布カバーを貼る(半年ごと交換)
- 揚げ物のあとはガス台周りも温かいうちに拭く
まとめ
換気扇の油汚れは アルカリ洗剤+お湯漬け置き が王道。重曹・セスキ・専用洗剤を汚れレベルに応じて使い分ければ、力任せにこする必要はありません。年末の大掃除を待たず、夏前と冬前の年2回が理想のペースです。


