カーテンの裾が黒ずんでいる、レースカーテンが黄ばんでいる、独特の生活臭がする。カーテンは部屋の 空気中のホコリ・タバコの煙・キッチンの油分・結露の水分 を吸い続けている布製品で、半年〜1 年に 1 度は洗う必要があります。
しかし「縮みそう」「シワが取れない」「フックを外すのが面倒」と先延ばしにしがちな家事でもあります。素材と洗濯表示を確認した上で 洗濯ネット+弱水流コース+陰干し の 3 点を守れば、自宅で安全に洗えます。この記事では、素材別の洗い方と縮ませないコツを解説します。
目次
- 洗う前の確認事項
- 洗う前の準備
- 洗濯機での洗い方(ポリエステル・綿)
- 手洗いの方法(麻・アクリル等の縮みやすい素材)
- レースカーテンの黄ばみ落とし
- カビが発生した場合
- アイロン・スチーマーでシワ取り
- カーテンの寿命
- やってはいけないこと
- まとめ
洗う前の確認事項
洗濯表示をチェック
カーテンの裾の縫い代部分にあるタグを確認。
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 洗濯機マーク | 洗濯機可(数字は最高水温) |
| 手洗いマーク | 手洗いのみ |
| 桶に X | 水洗い禁止 → クリーニング店へ |
| 三角マーク | 漂白可(中に文字なら酸素系のみ) |
| アイロンマーク | アイロン温度の目安 |
水洗い禁止のカーテン(遮光・遮熱コーティング、装飾装飾レース等)は自宅で洗えない。クリーニング店に出す。
素材別の特徴
| 素材 | 縮みリスク | 推奨洗濯方法 |
|---|---|---|
| ポリエステル | 低 | 洗濯機 OK、最も洗いやすい |
| 綿(コットン) | 中 | 弱水流+陰干し |
| 麻(リネン) | 高 | 手洗い推奨、必ず陰干し |
| アクリル | 中 | 弱水流+低温乾燥 |
| 遮光カーテン(裏地アクリル系) | 中 | 取扱表示に従う、コーティング層に注意 |
| ベルベット・ベロア | 高 | クリーニング店推奨 |
洗う前の準備
フックを外す
プラスチックフックは外しやすいが、忘れると洗濯機内で他の衣類に引っかかる。全フックを外して 1 ヶ所にまとめる(後で同じカーテンに戻すため)。
ホコリを叩き落とす
洗濯前にベランダや窓際でカーテンを軽く叩く、または掃除機(弱モード)でホコリを吸い取る。水を含む前にホコリを落とすと、洗濯時の汚れ落ちが格段に上がる。
シミ抜き(あれば)
油汚れ・コーヒーなどのシミは、洗濯前に 食器用洗剤を直接塗布して 5 分待つ → 軽く叩く でプレ処理。
洗濯機での洗い方(ポリエステル・綿)
洗濯ネットに入れる
カーテンを 山折り・谷折りで蛇腹に折る → 上から優しく丸める で洗濯ネット(大判サイズ)に入れる。広げたまま入れると洗濯槽内でねじれてシワだらけになる。
洗濯機の設定
| 項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| コース | ドライコース or 手洗いコース |
| 水温 | 30℃ 以下 |
| 洗剤 | おしゃれ着用洗剤(エマール等) |
| すすぎ | 2 回 |
| 脱水 | 30 秒〜1 分(短く) |
| 乾燥 | NG(縮みの原因) |
脱水を長くするとシワが取れなくなる。30 秒で十分。
干し方
カーテンレールに直接吊るすか、物干し竿に蛇腹状に掛ける。
- 裾を引っ張ってシワを伸ばす(吊るした状態で)
- 直射日光は避け、陰干し(色褪せ・劣化防止)
- 風通しの良い場所で 4〜6 時間
- 湿気が残っていればドライヤー or 扇風機で送風
カーテンレールに吊るしたまま自然乾燥させる と、シワがほぼ取れず、家事の手間も最小化できる。
手洗いの方法(麻・アクリル等の縮みやすい素材)
必要な物
- 大きめの桶 or 浴槽
- おしゃれ着用洗剤
- ぬるま湯(30℃ 以下)
手順
手順: – 桶 or 浴槽に水を張り、洗剤を溶かす – カーテンを浸す(押し洗い、揉み洗いは NG) – 5〜10 分浸け置き – 何度か上下にゆっくり押す(押し洗い) – 水を捨てて、すすぎ用の水で 2〜3 回すすぐ – 軽く絞る(ねじらない) – バスタオルで包んで水分を吸わせる – カーテンレール or 物干しに吊るして陰干し
ねじって絞ると繊維が傷んで縮みやすくなる。バスタオルでサンドして水分を吸い取るのが正解。
レースカーテンの黄ばみ落とし
レースカーテンの黄ばみ・くすみは 酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム) で対処。
手順: – 浴槽に 40〜50℃ のお湯を張る – 酸素系漂白剤を 1L あたり大さじ 1 溶かす – レースカーテンを浸す – 1〜2 時間つけ置き – 通常洗濯 – 陰干し
塩素系漂白剤は変色のリスク があるので、白いカーテンでも酸素系を使う。
カビが発生した場合
カーテンの裾や上端に 黒カビの斑点 がある場合:
- 酸素系漂白剤で 2 時間つけ置き → 通常洗濯(軽度のカビなら落ちる)
- 落ちない頑固な黒カビ → クリーニング店へ
- 広範囲のカビ → 買い替えを検討(健康リスク)
カビ予防には 結露対策 が重要(結露対策の記事 参照)。
アイロン・スチーマーでシワ取り
陰干し後にもシワが残っている場合:
- アイロン: 低温(120〜150℃) で当て布をして軽く押す
- スチーマー: 吊るしたまま蒸気を当てて伸ばす(一番楽)
- ドライヤー: 軽くシワを伸ばすだけなら有効
直接アイロンを当てると素材が溶けるリスク があるので、必ず当て布を使う。
カーテンの寿命
| 部分 | 寿命の目安 | サイン |
|---|---|---|
| 生地 | 5〜10 年 | 色褪せ、黄ばみが取れない |
| 裾の縫い代 | 3〜5 年 | ほつれ、黒ずみが取れない |
| ヒダ部分 | 5 年 | 形が崩れ、ハリがなくなる |
買い替え時は 遮光・遮熱・防音・防炎 など機能付きを選ぶと、夏場の冷房効率が改善し電気代を節約できる。
やってはいけないこと
- 乾燥機にかける(高温で縮む、コーティングが剥がれる)
- 直射日光下で乾燥(色褪せ・繊維劣化)
- ねじって絞る(繊維断裂、シワが取れなくなる)
- 長時間つけ置き(一晩以上)(色移り・繊維劣化)
- 塩素系漂白剤を使用(白以外は変色、白でも繊維が傷む)
まとめ
カーテンは 半年〜1 年に 1 度 の洗濯が理想。洗濯ネット+弱水流+短時間脱水+陰干し で縮みもシワも防げます。麻・ベロアなど縮みやすい素材は手洗い、レースの黄ばみは酸素系漂白剤、頑固なカビはクリーニング店。カーテンレールに吊るしたまま乾燥 させれば、家事の手間も最小化。新調する時は洗濯機 OK のポリエステル素材を選ぶと、長期的にメンテナンスが楽になります。


