破れた障子、黄ばんだ障子。年末の大掃除や年度替わりに張替える家庭は多いものの、初めてだと「何を買えばいいか」「どう剥がすか」で詰まりがちです。
実は障子張替えは DIYできる難易度の家事。必要な道具は約1,500円、所要時間は障子1枚あたり30分〜1時間。業者依頼の 5分の1のコスト で済みます。この記事では、初心者でも失敗しない張替え手順と、DIYと業者依頼の比較を解説します。
目次
必要な道具と材料
| 道具 | 用途 | 価格目安 |
|---|---|---|
| 障子紙 | 1枚あたり1〜2本必要 | 500〜2,000円 |
| 障子のり(でんぷんのり) | 桟への接着 | 200〜400円 |
| 霧吹き | 古紙剥がしに使用 | 100円ショップ |
| カッター(または専用カッター) | 余分な紙を切る | 200〜500円 |
| 定規(30〜50cm) | 紙の切断ガイド | 100円ショップ |
| スポンジまたは雑巾 | 桟の汚れ拭き | 自宅にあるもの |
障子紙の種類:
- 普及紙(楮入り、500〜800円)— 最安・耐久1〜2年
- プラスチック障子紙(1,500〜2,500円)— 破れにくく耐久5年
- 強化障子紙(1,200〜2,000円)— 中間・ペットや子供がいる家庭向き
張替えの手順
古い障子紙を剥がす
桟(さん)にのりが残らないよう、丁寧に剥がす。
手順: – 桟全体に霧吹きで水をかけ、5分待つ – 端からゆっくり紙を引き剥がす(横方向) – 桟に残ったのりカスは濡れ雑巾で拭き取る – 桟を完全に乾かす(30分〜1時間)
ポイント: のりが残ったまま新しい紙を貼ると、ムラができ強度も落ちる。
桟にのりを塗る
でんぷんのりを使う。木工用ボンドはNG(次回剥がせなくなる)。
手順: – 障子のりを水で薄める(製品の指示に従う、目安1:1) – 桟全体に均一にハケで塗る – 縁部分は少し多めに(剥がれやすいため)
紙を貼る
紙はロール状なので、上から下へ転がすように貼るのが基本。
手順: – 障子の上端に紙の端を合わせ、クリップなどで仮固定 – 紙を下方向に転がしながら、桟に押し付けていく – シワが入らないよう、中央から外へ手のひらでなでる – 反対側まで貼ったら、軽く全体をなでて密着させる
余分な紙をカット
紙を貼り終えたら、外周の余分な部分をカッターで切る。
手順: – 定規を当てて、外枠ぎりぎりにカッターを入れる – カッターは1度に切らず、2〜3回に分けて軽く引く – 切り終えたら1時間以上乾燥させる
失敗しないコツ
- 障子紙はケチらず、1枚あたり余裕を見て購入(足りないと中断)
- 風のない日に作業する(紙が動いて貼りにくい)
- のりは薄めすぎず濃すぎず(製品の指示通り)
- 貼った直後に動かすと剥がれるので、最低1時間は触らない
業者依頼の費用と比較
| 比較項目 | DIY | 業者依頼 |
|---|---|---|
| 1枚あたり費用 | 約800〜1,500円 | 4,000〜8,000円 |
| 所要時間(自分の労力) | 30分〜1時間 | 0(業者作業) |
| 仕上がり | 練習次第 | 安定して綺麗 |
| 出張費 | なし | 2,000〜5,000円別途 |
業者を選ぶケース:
- 障子の枚数が10枚以上で時間がない
- 桟が破損していて修理が必要
- 高所の障子で危険
DIYを選ぶケース:
- 1〜4枚程度
- 凝った素材(プラ障子、強化紙)を試したい
- 子供や家族と作業を楽しみたい
やってはいけないこと
- 木工用ボンドを使う(次回剥がれない)
- 桟が湿ったまま貼る(カビの原因)
- 古いのりカスを残す(仕上がりに影響)
- 直射日光下で乾燥させる(紙が縮んで歪む)
まとめ
障子の張替えはDIYで十分対応可能。1枚あたり1,500円・30分〜1時間 で、業者依頼の5分の1のコストです。古紙の剥がし → 桟の清掃 → のり塗り → 紙貼り → カットの5ステップを守れば、初めてでも綺麗に仕上がります。10枚以上ある・桟修理が必要・高所、というケースのみ業者依頼を検討すると効率的です。

